工場建設に必要な費用・坪単価はいくら?安く抑える方法も解説

公開日:2023/12/15  最終更新日:2023/09/14

?はじめて工場を建設する際、まず、どの程度コストがかかるのか知りたいという方は多いのではないでしょうか。予算計画を立てるためにも、まずは費用感を把握する必要があります。ここでは工場を建設する前に知っておきたい工事の建設費用の相場、坪単価の目安、コストを抑える方法をご紹介します。

工場建設にかかる費用の相場

工場を建築する際にかかる費用の目安は2020年度のデータで、一棟あたりおよそ1億9,700万円です。構造別にみると鉄骨鉄筋コンクリート造が最も高額で一棟あたり約4億2,400万円です。

次に高いのが鉄筋コンクリート造で一棟あたり約4億100万円、鉄骨造は一棟あたり約2億2,300万円、木造は一棟あたり2,600万円、最も安いコンクリートブロック造は一棟あたり約500万円となっています。

建築費用はその他の設備や仕様、規模によっても変わってくるので、こちらの費用はあくまでも参考程度に考えておきましょう。一般的な住宅と同様、予算を組む際は付帯工事についても考慮しておく必要があります。

付帯工事とは解体工事や地盤改良、造成工事、電気・上下水道の接続などです。安価な土地で土地購入費用を抑えたとしても、大がかりな付帯工事が必要になった場合、せっかく抑えた土地購入費用以上に工事費用がかかってしまうこともあります。

空調やセキュリティといった設備にも費用がかかるので、予算計画を制作する際は考慮を忘れないようにしましょう。

工場建設にかかる坪単価の目安

工場建設の坪単価は、一般的な住宅と同様に構造や規模によって異なります。2022年の工場の建築費のデータでは最も坪単価が高いのは鉄骨鉄筋コンクリート造では坪単価208.2万円となっています。

鉄筋コンクリート造の坪単価は111.6万円、鉄骨造の坪単価は82万円、木造の坪単価は55.7万円となっており、全構造の平均では坪単価86.7万円となっています。ちなみに工場建築の91%は鉄骨造で建築されています。エリアによっても建築費の水準は異なります。

これも一般住宅と同様です。工場の建築費水準が最も高いのは佐賀県で坪単価151.1万円、次に高いのは東京都で坪単価146.6万円、次いで島年県の坪単価105.4万円となっています。

坪単価が最も低い水準なのは秋田県で坪単価51.5万円、次に香川県の坪単価52.8万円、山形県の坪単価54.6万円と続きます。

エリアごとの平均坪単価は国交省が公表している建築着工統計調査で確認することができるので、自社の工場建築予定地のデータを確認することで、より正確な情報を知ることができます。

東京での工場建築費用にかかる坪単価は、2011年には坪単価55.6万円だったものが2022年には坪単価146.6万円と2倍以上になっています。鉄骨造工場の建築費全国平均でも、やはり坪単価は2011年から2022年で倍近くになっています。

2022年は世界情勢の影響もうけ、特に建築費が高騰しました。建築時期として数年後を予定している場合、さらに建築費は上がる可能性についても考えておいたほうがいいでしょう。

建設費をコストダウンする方法


建設費をコストダウンするには「なるべく坪単価の安いエリアに建築する」「付帯工事費がかからない土地を選ぶ」「坪単価の安い工法を選ぶ」といった方法があげられます。

最近は技術の進歩により、木造でも工場をはじめとした大きな建造物が建てられるようになっているので検討してみるといいでしょう。また、新規事業を立ち上げる際や事業を拡大するために工場を新設する場合は補助金を活用するのもおすすめです。

工場の建設に使える補助金は「事業再構築補助金」「サプライチェーン対策補助金」が代表的です。「事業再構築補助金」は中小企業庁の補助金制度で、コロナ対応の新しい企業支援制度になります。

支給条件は新型コロナウイルスの影響を受けて業績が芳しくない中小企業や個人事業主などです。

建物費・技術導入費・機械装置・システム建築費・外注費・広告宣伝費・販売促進費・研修費などが補助の対象となっており、交付率は企業によって異なりますが通常枠で100万円~8,000万円、投資額の1/2~2/3の補助を受けることができます。

補助金申請システム「jGrants」を使えば申請も簡単にできます。「サプライチェーン対策補助金」は、サプライチェーン対策のための国内投資促進を目的とした補助金です。

サプライチェーン対策補助金も、新型コロナウイルスの影響で弱体化したサプライチェーンを強靭化することを目的としています。

製造業で必要となる施設の建設費や工場などで使用する設備機器装置費が最大で投資費用の2/3、100億円補助されます。補助金額は事業によって細かく規定があるため、自社の工場建設でどの程度補助金が使えそうか詳細を確認しておくといいでしょう。

まとめ


工場建設には多額の投資が必要になりますが、補助金を活用すれば建設費用をかなり抑えることができます。工場の建設費は構造によって大きく変わるので、自社の工場に必要な要件を備えるためにどの構造が適しているか、どの補助金が使えるか確認して予算計画を立てましょう。こちらで紹介した内容を、ぜひ自社の工場建設に役立ててください。

 

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