倉庫に結露が発生するのはなぜ?防止方法を知って対策しよう

公開日:2022/07/15  最終更新日:2022/07/29

夏、冷たい飲み物をしばらく放置すると水滴が付くように、結露は日常生活でもよく見られる現象です。しかし、倉庫で結露が発生すると建物が傷むだけではなく、製品や従業員の健康に問題が起きたりして大変なトラブルへと発展します。

この記事では、倉庫に結露が発生する原因と防止方法について、詳しくご紹介します。

結露が起きるとどうなる?

まず、倉庫で結露が起きるとどうなってしまうのでしょうか?結露によって、具体的にどんな問題が起きるのか見ていきましょう。

そもそも結露とは何なのか

放置した冷たい飲み物に水滴が付くように、温度差のある環境のなかで、湿気を含む暖かな空気が急速に冷えて、水分が窓や壁に付着する現象を結露といいます。

そして、倉庫で冷凍、または冷蔵設備が搭載されている場合は、本来の室温と温度差が生じてしまうため、結露は「まず発生してしまうもの」と考えた方がよいでしょう。

結露=カビやダニの発生

先ほども述べたように、結露は温度差が原因で水分が窓や壁に付着する現象です。そして、倉庫の中で結露が起きると、住宅と同じようにカビやダニが発生する原因となります。湿気が増えて、雑菌も発生しやすくなってしまうからです。

その結果、食品を扱う倉庫や工場なら、異物混入や品質の低下につながるうえ、従業員がアレルギーやぜんそくなどといった疾患を引き起こす恐れもあります。また、シロアリが繁殖する原因を作ってしまうことも、忘れてはいけません。

断熱性も低下してしまう

結露が起きると、建物の断熱性も低下してしまいます。具体的には、断熱材が湿気などで腐敗してしまうのです。

さらに土台や柱、壁も腐敗し気づいたときには「建物が手を付けられないほど劣化していた」という問題も起きかねません。そのような事態を防ぐためにも、普段から「外壁の土台や下地材などが結露の影響を受けていないか?」ということを注意深くチェックし、問題が発生していたら直ちに対処しましょう。

建物の寿命を延ばすのも縮めるのも、結露対策にかかっているといっても過言ではありません。

倉庫の結露防止対策は?

ここでは倉庫の結露防止対策についてまとめています。大切な製品に異物を混入させたり、従業員の健康すら壊したりしてしまう結露は、どうやって防げばよいのでしょうか?

湿度管理を徹底しよう

倉庫内で結露が発生するのを防ぐには、環境を見直すことが必須です。まずは湿度管理を徹底しましょう。空気中の水分量が増えすぎると湿気が多くなってしまうため、常に湿度40~50%を保つことを目安にします。

そして、空気を循環させることで不要な湿気が排出されるため、換気も定期的に行いましょう。

専門の業者へ依頼しよう

いくら定期的に換気をしても「本当に湿度管理ができているのか?」なども含め、理想的な環境が実現しているかどうかは、素人には判断が難しいところです。そのため、専門の業者に入ってもらい、倉庫内の冷凍庫や冷蔵庫の状態を確認してもらいましょう。

庫内の状態はどうなのか、天井裏や隣室との温度差や風速は問題ないのかなどを、実際に測定してもらうことができます。専門の業者が入ることで、より具体的な対策ができるでしょう。

実際の対策例を見てみよう

空間ごとの温度差をなくしたり、湿度を適度に保ったりすることは結露対策に有効な手段の一つですが、ここからは実例を見ていきましょう。ここでは、冷凍庫前の荷捌き場や通路で冷凍庫内へ続く床が冷えて、結露が発生しやすくなった倉庫のエピソードを挙げます。

その倉庫では、温度差を防ぐために床へフロアヒーターを敷設しました。そのほか、建物の外部に冷凍庫が接する場合、結露が発生することを前提に考えたうえで、二重壁内の床に結露した水を排出するためのディテールを採用した例もあります。

定温倉庫は結露しにくい

ここまで結露が起きるとどうなるのか?そして「倉庫の結露防止対策は?」といった点について述べてきましたが、定温倉庫は結露しにくいという説があります。結露を避けたいなら、定温倉庫を検討してみてはいかがでしょうか?

定温倉庫とはどんな倉庫なのか?

定温倉庫というのは、文字通り一定の温度に保たれた倉庫です。実際の温度は扱う製品にもよりますが、10℃~20℃が一般的だとされています。

そして、このなかで10℃以下に保つ倉庫に関しては、定温倉庫とも呼ばれるのです。高温・低温に弱い化粧品や薬品、冷蔵空間で保存が必要な生鮮食品、結露を避けたい精密機器などの保管に向いています。

なぜ定温なら結露しにくいのか?

結露の直接的な原因は、温度差と湿気です。定温なら常に一定の室温に保たれているため温度差がなく、飽和水蒸気量も変化することがないため「定温倉庫は結露が発生しにくい」といえます。そのため、絶対に結露を避けたい製品を扱っている場合は、定温倉庫を検討するのも有効な手段でしょう。

 

倉庫内で結露が起きる原因と、結露を防止する方法についてご紹介しました。冷蔵・冷凍庫などを備えた倉庫では温度差が発生するため、結露は必ず発生するものと考えた方が無難です。

しかし、結露が発生することで製品が劣化するのはもちろん、従業員の健康を害したり、建物の寿命も縮んだりしてしまうため、徹底した対策が求められます。大切な財産を守るためにも、環境の見直しや業者の利用を検討するのもよいでしょう。

おすすめ関連記事

検索

【その他】山口県の工場建築業者一覧

【NEW】新着情報

事業拡大に向けて、工場建築を検討している企業は多いでしょう。多額な資金を払って建築する工場のため、納得のいくものにしたいですよね。そんな納得のいく自社工場を造るためには、見積もりが非常に大切
続きを読む
山口建設工業株式会社 住所:〒807-0813 福岡県北九州市八幡西区夕原町6-5 TEL:093-642-2020 山口建設は、創業60年以上の歴史を誇る建設会社です。道路や橋などの巨大な
続きを読む
株式会社長州興業 住所:〒754-0002 山口県山口市小郡下郷1212番地の4 TEL:083-972-2521 長州興業は、土木課と建築課、型枠課にわかれ、サービスを提供しています。昭和
続きを読む